モバイル テスト
この章では、スマートフォンやタブレットなどのモバイル デバイスで、アプリや Web サイトをテストする方法について学習します。デバイスを Ranorex Studio へ接続し、アプリのインストルメントをおこない、モバイル テストを作成して実行する方法を学習します。
システム要件
サポート デバイス
Ranorex Studio は、Android および iOS のモバイル デバイスをサポートします。
接続
モバイル テストでは、Ranorex Studio がインストールされているコンピューターにデバイスを接続する必要があります。USB 接続 (推奨) または WiFi 接続を使用できます。
メモ
iOS デバイスを使用する場合には、コンピューターで TCP/UDP 31000 ポートの解放が必要です。
Android デバイスを使用する場合には、コンピューターで TCP 31000 – 31020 ポートの解放が必要です。
Huawei などのいくつかの Android デバイスでは、TCP 31000 – 31900 ポートが既に使用されています。この場合、RxServiveApp は次に利用可能なポートを選択し、RxServiveApp のインストール後にメッセージで通知します。コンピューターで通知されたポートを開放し、Ranorex Studio のエンドポイントを適切に設定してください。
モバイル テスト用のオートメーション ライブラリ
Android/iOS アプリのテスト オートメーションは、モバイル テスト用の Ranorex オートメーション ライブラリを使用しておこなわれます。オートメーションが正常に機能するように、現在インストールされている Ranorex Studio のバージョンに対応するオートメーション ライブラリを常に使用してください。異なるバージョンを使用した場合、テクノロジー制限に関する警告、またはエラーが発生する可能性があります。
Ranorex Studio の各バージョンに対応するオートメーション ライブラリは、Mobile Download Archive からダウンロードできます。
推奨されませんが、以前のバージョンのオートメーション ライブラリを使用することもできます。テクノロジー制限に関する警告が表示されますが、これは閉じてください。
モバイル テストの基本的な手順
Ranorex Studio でのモバイル テストは、デバイスの種類にかかわらず、基本的な手順は同じです。モバイル OS とテストの種類 (アプリのテストまたはモバイル Web のテスト) によって、細かな手順や設定に違いがあります。
デバイスの準備
- デバイスの設定
- Ranorex Service App のインストール
デバイスの接続
- 接続タイプの選択
- エンドポイントとして追加
アプリのインストルメント
- Ranorex Web Browser
- Android アプリのインストルメント
- iOS アプリのインストルメント
- iOS サンプル アプリ
モバイル テストの作成
- モバイル テスト用のソリューションの作成
- モバイル テストの作成
モバイル テストの実行とレポート
以降のセクションで、各手順について詳しく説明します。