iOS Service App
このセクションでは、iOS 用の RxServiceApp の利用方法、および、テスト対象アプリの起動/終了機能を使用するための設定方法について説明します。
アプリの起動/終了機能を使用するための iOS プロジェクトの準備
以下の手順は、Xcode 6 をベースにしています。
テスト対象アプリを手動でインストルメントする場合には、アプリの起動/終了機能が正しく動作するように、以下の手順で Custom URL Scheme を登録してください。
- Xcode 6 でプロジェクトを開きます。
- iOS でのソース コードでのインストルメント の手順に従いセットアップをおこないます。
- Xcodeで、”Info” タブを選択します。
- “Custom iOS Target Properties” セクションで URL types キーを追加します。
- URL types キーの Item0 を開きます。
- Item0 の URL Schemes を開きます。
- URL Schemes の Item0 を開き、アプリの activity name を値として設定します。
Enable start/stop functionality
メモ
- URL Scheme が設定されていない場合、Ranorex からテスト対象アプリを起動しようとするとエラーメッセージが表示され、テスト対象アプリを起動できません。また、RxServiceApp に表示されるアプリの一覧では、”Can’t launch” という警告メッセージが表示されます。
- テスト対象アプリを初めてインストルメントおよびデプロイした後には、アプリを一度手動で起動してください。一度手動で起動しないと、RxServiceApp に登録されません。
- テスト対象アプリを、Windows マシン上の Ranorex Studio らインストルメントした場合には、URL Scheme が自動で設定されます。
- Apple API の制限により、RxServicesApp がバックグラウンドモードになっているときに、Ranorex Studio からインストルメント済みの IPA を実行できないことがあります。インストルメント済みの IPA をフォアグラウンドにしてテスト実行することをお勧めします。
iOS Service App の利用方法
USB/WiFi 接続で、アプリの起動/終了機能を使用するために、RxServiceApp がデバイスで実行されていてアクティブであることを確認してください。RxServiceApp をインストールするためには、インストルメントウィザードを使用するか、以下の QR コードあるいは短縮 URL から Mobile download archive ページにアクセスして、ダウンロードすることもできます。
上記の QR コード、または https://bitly.com/mArchive から、Mobile download archive にアクセスできます。
メモ
テスト対象アプリの起動/終了機能は、RxServiceApp がバックグラウンドで実行されていたとしても、デバイスのホーム画面からは使用できません。
RxServiceApp が iOS デバイスにインストールされていなくても、テストの作成はおこなえますが、テスト対象アプリの起動/終了機能は動作しない点に注意してください。
RxServiceApp を使用せずにデバイスを追加する場合には、インストルメント済みのアプリがデバイスでアクティブになっていることを確認してください。
メモ
- アプリの起動機能を使用する場合、テスト対象アプリを初期状態にリセットするために、テスト対象アプリが複数回起動される状態になります。
- URL Scheme を持たないインストルメント済みアプリをテストする場合には、RxServiceApp がデバイスにインストールされていないこと、テスト対象アプリがデバイスでアクティブになっていることを確認してください。