Android システム アプリのテスト
Android アプリを自動化する際、テスト対象アプリから離れる必要がある場合があります。たとえば、以下のような場合です。
- 通知が受信されているかをチェックするとき
- ソーシャル ネットワークで何かを共有するとき
- システム設定を変更するとき
- …
これらのタスクを自動化するには、Android システムの自動化が必要です。これには、この章で説明するいくつかの要件と制限事項があります。
Enable Android OS automation
制限事項
- システム アプリを自動化するには、USB 接続を使用する必要があります。
- デバイス上でのハイライト機能は、システム アプリでは動作しません。
通知のバリデーション
以下の例は、受信した通知に含まれるテキストをバリデーションする方法を示しています。
新しいレコーディングを作成し、Mobile オプションを選択します。起動された Ranorex Spy のオブジェクト ツリーのアプリケーション レベルに、’MobileApp AndroidOS’ というラベル付きのノードが表示されていることが確認できます。
System app in Spy
ツリー ビューを使用して要素ツリーを移動できます。または、概要/詳細 タブの下部にあるイメージ ナビゲーターを使用することもできます。UI 要素をクリックすると、その要素自体が選択され、選択された要素の外側をダブルクリックすると、親要素が選択されます。
通知バーを開くには、画面の最上部からスワイプ アクションを実行する必要があります。ナビゲーション バーを含むツリー要素に移動し、コンテキスト メニューを使用してこの要素をリポジトリに追加します。
Add a system app container to the repository
新規作成されたリポジトリ アイテムをアクション テーブルにドラッグ&ドロップし、コンテキスト メニューからアクション タイプとして ‘スワイプ ジェスチャー (Swipe gesture)’ を選択して、スワイプ アクションを追加します。
Add a swipe gesture action
プロパティ ペインで、スワイプ方向 (Swipe direction) を ’90°’ に、開始位置 (Start location) を ‘0.5;0.0’ (要素の上部中央) に設定します。
Set properties of the swipe action
手動でデバイス上の通知バーを開き、再び Ranorex Spy に切り替えます。バリデーション対象の要素を要素ツリーから探します。
Identify the element to validate
該当の要素をリポジトリに追加し、そのリポジトリ アイテムに対するバリデーション アクションを追加します。
さらに、初期状態に戻すための {BACK} ボタンのキー操作を追加します。
これら 3 つのアクションを追加すると、レコーディングの実行準備が完了します。