レポートの設定
この章では、レポートに関する設定について説明します。
レポートの設定へのアクセス
レポートの設定には、テスト スイートの プロパティ からアクセスできます。
テスト スイートを選択し、右クリック メニューを開きます。
プロパティ をクリックします。
表示されたウィンドウで、レポート タブをクリックします。
レポート フォルダー/ファイルの設定
レポート ファイル名、およびその保存場所を変更できます。
レポートを有効にする
- 無効にすると、レポートは生成されません。
レポート フォルダー
- 指定すると、標準の出力フォルダーを置き換えます。
レポート ファイル
レポート ファイル名で使用できるパラメーター
参照
レポート フォルダー/ファイルについては、Ranorex Studio 基礎 > レポート > ⇢ 標準のレポート を参照ください。
タイムスタンプの設定
自動保存の間隔と、レポートに出力するタイムスタンプの形式を設定できます。
自動保存の間隔: 秒で指定します。’0′ を指定すると自動保存をオフにします。
タイムスタンプ の種類
アーカイブ形式レポートの有効化
アーカイブ形式のレポートのコピーを作成できます。
参照
アーカイブ形式のレポートの作成については、その他のトピックス > ベスト プラクティス > ⇢ アーカイブ レポートの作成 を参照ください。
JUnit 互換形式レポートの有効化
Ranorex 7.0 以降では、CI ツールとの連携のために、JUnit 互換形式のレポートを作成できます。
PDF 形式レポートの有効化
テスト実行で生成されるすべてのレポートを、単一の PDF ファイルにまとめることができます。PDFファイルには、*.rxlog, *.rxlog.data, *.xsl, *.css, *.png ファイルの内容、および、ビデオレポートへのリンクが含まれます。
PDF 形式レポートを有効化すると、以下のオプションが表示されます。
- 出力フォルダー
必要に応じて、以下のオプションも指定してください。
- ファイルの上書き
- イメージを含める
- ビデオレポートを含める
上記のオプションは、デフォルトでは OFF です。
注意
日本語 OS 環境で PDF 形式レポートを出力する場合、別途、IPA (独立行政法人情報処理推進機構) によって配布されている IPAex フォント のインストールが必要です。IPAex フォントのダウンロードおよびインストールについては、こちら を参照ください。
レポート テンプレートの設定
レポート テンプレートを定義、適用、および変更するための、さまざまなオプションが設定できます。
参照
レポート テンプレートによるレポートのカスタマイズについては、Ranorex Studio 基礎 > レポート > ⇢ レポートのカスタマイズ を参照ください。
スクリーンショットのキャプチャの設定
レポート内のスクリーンショットのキャプチャ方法を設定できます。
キャプチャ モード
- Foreground: 対応するアクションの実行前に、スクリーンショットをキャプチャします。(正確性が向上しますがパフォーマンスが低下します)
- Background: 対応するアクションの実行中に、スクリーンショットをキャプチャします。(正確性は低下しますがパフォーマンスが向上します)
- Off: スクリーンショットをキャプチャしません。
品質: スクリーンショット ファイルの品質とサイズを変更します。
適用: クリックして、設定の変更を適用します。
ビデオ レポート
テスト実行時の状況を、動画で保存できます。この機能は、Ranorex Agent でも利用できます。
レコーディング モード:
- Off: ビデオ レポートを無効にします。
- Failed test cases only: テスト実行全体を記録しますが、テスト失敗時にのみ、動画を保存します。
- All test cases: すべてのテスト実行を記録し、動画に保存します。
メモ
Ranorex Studio は、テストケースごとに動画を記録します。この場合のテストケースとは、以下を示します。
- テスト ケース
- テスト ケース外の Setup/Teardown 領域
ビットレート: 動画のビットレート (KB/秒) です。値を小さくすると、動画のファイルサイズは小さくなりますが、画質が低下します。
フレームレート: 動画のフレームレート (fps) です。値を小さくすると、動画のファイルサイズは小さくなりますが、動画の滑らかさが低下します。
ソース スクリーン: 対象のスクリーンを指定します。スクリーン番号は、Windows のディスプレイ設定に対応します。Auto を指定すると、テスト開始時にマウスカーソルがあるスクリーンを対象にします。
メモ
実際には存在しないスクリーン番号を指定した場合、Windows で設定されているメイン スクリーンを対象にします。