詳細設定
詳細 タブにあるほとんどの設定は、Ranorex のオブジェクト認識や RanoreXPath の生成方法を変更するするものです。これらの設定を変更する際には十分に注意してください。
詳細
Ranorex advanced settings – part I
32/64 Bit Bridge を有効にする: 64bit オペレーティング システムで 32/64bit ベース アプリケーションを自動的に処理するために必要なビット ブリッジをオフに設定できます。
バックグラウンド スクリーンショット キャプチャを使用する: レコーディング、リポジトリ、スナップショット ファイルで使用されるスクリーンショットを、フォアグランドにないアプリケーション ウィンドウからもキャプチャしようとします。オフの場合、Ranorex はスクリーンショットのキャプチャ前に、そのアプリケーション ウィンドウを可視にしようとします。
計算コストが高い属性の評価を無効にする: この設定を使用すると、Ranorex Spy, Ranorex Recorder, Ranorex Studio で、計算コストが高い属性をプラグインが評価しないようにすることができます。オンの場合、特定のテクノロジーの Row.Index
のような属性は、Ranorex Spy で表示されるときに値を保持しません。これによりパフォーマンスが向上する場合があります。
スナップショットに完全な祖先ツリーを含める: オンの場合、スナップショット ファイルを保存するときに、アプリケーション全体を含むサブツリーが格納されます。オフの場合、選択したアイテムまでの直接のサブツリーのみが格納されます。
マウス/キーボード イベントの非同期ディスパッチを使用する: レコーディング時のマウス イベントとキーボード イベントの非同期ディスパッチを設定します。非同期ディスパッチが有効な場合、マウス イベントとキーボード イベントは、Ranorex がイベントの処理を完了するまでアプリケーションに転送されません。
ツールで開始されたプロセスの権限昇格のため UiaLauncher を使用する: より高度な権限でテスト実行が開始されるかどうかを指定します。
リポジトリの要素の選択を Spy での要素の選択と同期する: リポジトリ アイテムが選択されたときに Ranorex Spy でも自動的に選択されるかどうかを指定します。
IME フックを有効にする: この設定は、日本語や中国語などの言語での文字入力をサポートします。注: Windows ストアアプリ、WPF アプリ、Microsoft Edge、Internet Explorer、Mozilla Firefox では機能しません。
キー押下時の遅延 (ms): キー シーケンスのシミュレーションを実行するまでの待ち時間を指定します。
RanoreXPath の設定
これらの設定により、RanoreXPath の自動生成方法を変更できます。
速度/堅牢性スライダー
このスライダーは、Ranorex Studio が RanoreXPath を生成する際に、速度と堅牢性のバランスをどのように調整するかを制御します。
メモ
速度と堅牢性の適切なバランスを取るため、スライダーを 30% から 50% の間で調整することをおすすめします。
スライダーの設定が、RanoreXPathの生成にどのように影響を与えるのか見てみましょう。
50 % setting – balanced
デフォルト設定の 50% では、Ranorex Studio は、実行速度と UI 要素の変更への耐性のバランスが取れた RanoreXPath を生成します。
Ranorex Studio Demo Application のボタン
Ranorex Spy の要素ツリーで、4 階層目の位置に表示されているボタン
ボタンに対して生成された RanoreXPath。パスにある程度の柔軟性を与えるために、ルートノードと UI 要素の親との間に、2 つの ? ワイルドカードが含まれています。
0 % setting – speed
0% の場合、Ranorex Studio は、実行速度に重点を置いたパスを生成します。これにより、UI 要素の変更への耐性が低いですが、非常に高速なパスになります。
Ranorex Studio Demo Application のボタン
Ranorex Spy の要素ツリーで、4 階層目の位置に表示されているボタン
ボタンに対して生成された RanoreXPath。ワイルドカードを含みません。これによりパスは高速ですが、UI または構造の変更によって、対象の UI 要素を識別できなくなる可能性があります。
100 % setting – robustness
100% の場合、Ranorex Studio は、堅牢性に重点を置いたパスを生成します。これにより、UI 要素の変更への耐性は高いですが、低速なパスになります。
Ranorex Studio Demo Application のボタン
Ranorex Spy の要素ツリーで、4 階層目の位置に表示されているボタン
ボタンに対して生成された RanoreXPath。ルートノード、// ワイルドカード、最終ノードのみを含みます。これにより、ルートノードと最終ノードの間に、多くの他のノードが存在できます。パスは低速ですが、UI または構造の変更に非常に強くなります。
重み付けルールと高度な設定
重み付けルールの編集: RanoreXPath の自動生成が、UI 要素の属性をどのように重み付けするか(どの属性を優先的に使用するか)を編集できます。
参照
属性の重み付け、および重み付けルールについては、Ranorex Studio エキスパート > ⇢ 動的な UI 要素のマッピング を参照してください。
高度な設定: Ranorex Studio における RanoreXPath の生成アルゴリズムに大きな影響を与える設定が含まれます。
高度な設定では、RanoreXPath の生成モードを変更できます。詳しくは、セルフ ヒーリング を参照してください。
利用統計情報、インポート/エクスポート
Ranorex Studio を改善するために、利用統計情報を匿名で送信することに同意するチェックボックスです。デフォルトではオンに設定されています。収集および送信されるデータの詳細については、More information をクリックして確認してください。
すべての詳細設定をデフォルト設定にリセットします。
他のソリューションから設定をインポート、または、他のソリューションで設定を利用できるようにエクスポートします。