テキストベース バリデーションの例
この章では、簡単な例を使用して、テキストベース バリデーションの概念について説明します。この章を進める前に、⇢ テストのバリデーション を確認ください。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
サンプル ソリューションのダウンロード
この章の手順を実行するには、以下のリンクからサンプル ソリューションをダウンロードしてください。
サンプル ソリューション
Theme: Text-based validation
Time: Less than 30 min
インストール:
任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、ソリューション ファイル Introduction.rxsln
を開きます。
ヒント
このサンプル ソリューションは、Ranorex Studio 8.0 以降で利用できます。8.2 以降を利用している場合には、ソリューションのアップグレードをおこなってください。
テストの定義
テストのレコーディングを開始する前にテストを定義します。テストは 5 つのステップで構成されます。
1. Ranorex Studio Demo Application を起動します。
2. “Enter your name” フィールドに、Harry と入力し、Submit をクリックします。
3. Welcome メッセージが変更されることを確認します。
4. Reset をクリックし、Welcome メッセージを初期化します。
5. Demo Application を終了し、レコーディングを停止します。
テキストベース バリデーション
この例におけるバリデーションの目的は、テスト定義のステップ #2 による操作が期待する結果となったかの確認、つまり、Welcome メッセージが変更されるかの検証です。これは、テキスト フィールドのテキストを検証する必要があるため、テキストベース バリデーションを実行します。
以下の手順でおこないます。
バリデーションの有効化
Validate をクリックします。レコーディングが一時停止され、バリデーション モードに切り替わります。
バリデーション要素の選択
バリデーション要素を選択します。
- 変更された Welcome メッセージにマウス オーバーします。紫色の枠 が表示されます。
- 紫色の枠が、バリデーション対象となる要素を示します。
- Welcome メッセージにフォーカスし、クリックします。
バリデーション要素の確認
UI 要素を確認し、次へ をクリックします。
- ここで、他の UI 要素を選択することもできます。
- UI 要素ツリーは、アプリケーションの階層的な GUI 構造を表しています。
UI 要素の状態と属性
- 選択中の UI 要素のすべての属性が表示されます。
UI 要素のスクリーンショット
- 選択している UI 要素が正しいか、スクリーンショットで確認できます。
バリデーション属性の定義
Text 属性は通常、選択済みの状態です。選択されていない場合には選択し、OK をクリックします。
他の属性を使用することもできます。
メモ
表示されているすべての属性と状態がバリデーションで使用できます。複数の属性と状態を指定して、バリデーションすることもできます。
結果
完了したレコーディングには、7 つのアクションが含まれています。アクション #5 がバリデーション アクションです。
Recording result of text-based validation example
バリデーションの種類
- 実行されるバリデーションの種類です。
- 9 つの種類があります。
Validation type operators.
参照
バリデーションの種類の詳細については、Ranorex Studio 基礎 > アクション > ⇢ アクションのリスト を参照してください。
- 4 番目のカラムは、バリデーション属性を表します。
- この例では Text 属性です。
- ドロップダウン メニューから他の属性を選択することもできます。
期待値
- 固定値または変数を指定できます。
リンクされているリポジトリ アイテム
- 6 番目のカラムは、アクションにリンクされているリポジトリ アイテム、つまり、バリデーションが実行される UI 要素を表します。
バリデーションの解説
このバリデーションは以下のように解釈できます。
LblWelcomeMessage
で参照される UI 要素の Text
属性が “Welcome, Harry!” と等しい (AttributeEqual
) 場合に、バリデーションが成功 (True
)