テスト スイート
テスト スイートは、Ranorex Studio でテストを構築、構造化、実行する場所です。テスト スイートは主にテスト ケースで構成され、テスト ケースはモジュールで構成されます。テストを構造化するために、スマート フォルダーを使用することもできます。テスト スイートは、⇢ データ駆動型テスト で使用する、変数およびそのデータ バインドを設定する場所でもあります。テストは、Ranorex Studio、または、スタンドアローンの Ranorex Test Suite Runner を使用して実行できます。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
サンプル ソリューションのダウンロード
この章の説明は、サンプル ソリューションを使用しておこないます。サンプル ソリューションは以下からダウンロードできます。
サンプル ソリューション
インストール:
任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、RxDatabase.rxsln
を開きます。
ヒント
このサンプル ソリューションは、Ranorex Studio 8.0 以降で利用できます。8.2 以降を利用している場合には、ソリューションのアップグレードをおこなってください。
テスト スイート ファイル
各テスト スイートは、拡張子 .rxtst
(Ranorex test suite) というファイルで管理されています。テスト スイート ファイルは、プロジェクトに必ず含まれており、プロジェクト ビューで確認できます。プロジェクトには、複数のテスト スイート ファイルを含めることもできます。
テスト スイート ファイルは、XML 形式であり、テキスト エディターなどで開けます。
メモ
このユーザー ガイドでは、”テスト スイート” という言葉を、テスト スイート自体、およびテスト スイート ファイルの両方の意味で使用しています。いずれかの意味で使用する場合には、明示します。
Test suite file in the projects view
テスト スイートの追加
いくつかのプロジェクトには、デフォルトでテスト スイートが含まれていない場合があります。あるいは、プロジェクトにさらにテスト スイートを追加したい場合もあるかと思います。このような場合には、以下の手順で追加します。
Ranorex Studio のツールバーで、テスト スイートの追加 ボタンをクリックします。
ソリューションに複数のプロジェクトがある場合、追加先のプロジェクトを選択し、OK をクリックします。
テスト スイートに任意の名前を付けます。
作成 をクリックします。
参照
複数のテスト スイートの管理については、Ranorex Studio 基礎 > テスト スイート > ⇢ 複数のテスト スイートの管理 を参照してください。
テスト スイート ビュー
テスト スイートを開くには、テスト スイート ファイルをダブルクリックします。開かれたビューが、テスト スイートを管理する場所です。
ADD ボタンは、クリックするとドロップダウン リストが表示され、テスト スイートにテスト ケースやスマート フォルダーといった要素を追加できます。テスト スイート階層で右クリックすることでも追加できます。現在のテスト スイート階層に追加できない要素はグレイアウトされます。
RUN ボタンは、選択中の Run コンフィグでテスト スイートを実行します。
TestRun 設定 のセレクターです。TestRun の選択と管理をおこないます。
メンテナンス モード スイッチです。メンテナンス モードの有効化/無効化を切り替えます。
MANAGE DATA SOURCES… ボタンです。テスト データソースの管理を行います。
テスト スイート ツールバーです。以下が含まれます。
- 切り取り/コピー/貼り付け/削除、元に戻す/やり直しの各種ボタン
- データ ソース.ボタン
検索ボックスです。テスト スイート中の要素を検索します。
テスト スイートのワークスペースです。以下が含まれます。
- Item 列。テスト スイートおよび配下の要素が表示されます。
- Data binding/iterations 列。各要素に適用されるデータ バインディングおよびイテレーションを表示します。
- Description 列。テストの目的や仕様といった、各要素への説明を入力できます。
参照
テスト スイートの実行、TestRun の設定、イテレーションについては、Ranorex Studio 基礎 > テスト スイート > ⇢ テスト スイートの実行 を参照してください。
参照
データ バインディングおよびデータ ソースについては、Ranorex Studio アドバンスト > ⇢ データ駆動型テスト を参照してください。
参照
メンテナンス モードについては、Ranorex Studio アドバンスト > ⇢ メンテナンス モード を参照してください。