アクションとレポート
この章では、テスト中に実行されたアクションが、レポートでどのように表示されるかを学習します。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
レポートにおけるアクションの表示
デフォルトでは、テスト中に実行されたすべてのアクションがレポート メッセージとして記載されます。
テスト実行中にレポートされたアクション
上の図のように、1 つのアクションは少なくとも 1 つのレポート メッセージを意味します。数千にもおよぶアクションが含まれる大規模なテスト スイートでは、レポートがすぐに複雑になります。これを防ぐには、⇢ レポート レベル を使用して、どのレポート メッセージをレポートに含めるのかを調整します。
また、アクションのレポートを完全に無効にすることもできます。
参照
アクションのレポートの無効化については、Ranorex Studio 基礎 > レポート> ⇢ アクションの管理 を参照してください。
レポートに表示されるアクション
アクションは、レポートへの表示方法によって 4 つのグループに分けられます。
- バリデーションの失敗/成功
- セパレーター
- ユーザー定義のログ メッセージ
- その他のアクション
バリデーション
バリデーションのレポート メッセージは、常に 2 つのパートで構成されます。最初のパートは、レポート レベル Info を持ち、バリデーションが実行されたことを示します。
2 つ目のパートは、バリデーションが成功したか失敗したかを示します。
成功したバリデーション
成功したバリデーションは、デフォルトでは、レポート レベル Success で緑色で表示されます。
失敗したバリデーション
失敗したバリデーションは、レポート レベル Failure で、赤色の背景で表示されます。通常、失敗時のスクリーンショットも表示されます。
参照
セパレーター
セパレーターは、アクション テーブルとレポートに表示されるアクションを、視覚的に構造化するのに便利です。
ヘッダー テキスト Validation action next を持つ、アクション テーブルのセパレーター
レポートでは、セパレーターはレポート レベル Info を持ち、アクション テーブルで定義されたヘッダー テキストが、ログ メッセージとして表示されます。
参照
セパレーターについては、以下を参照してください。
Ranorex Studio 基礎 > Ranorex Recorder > ⇢ レコーディング モジュールの管理
Ranorex Studio 基礎 > アクション > ⇢ アクションのリスト
ユーザー定義のログ メッセージ
ログ メッセージ アクションを使用することで、任意のメッセージを任意のレポート レベルでレポートに表示できます。
アクション テーブルのログ メッセージ
レポートのログ メッセージ
参照
ログ メッセージ アクションについては、Ranorex Studio 基礎 > アクション > ⇢ アクションのリスト を参照してください。
その他のアクション
その他のすべてのアクションは、レポート レベル Info を持ち、アクションごとのメッセージが記載されます。アクションが失敗した場合、前述のバリデーションと同様に、レポート レベル Failure で失敗時のメッセージが表示されます。
指定したリポジトリ アイテムに対して指定座標での左クリックが実行されたことを示す、レポート レベル Info のマウス クリック アクション