レコーディングの確認
この章では、レコーダーの作業環境について学習し、サンプルのテストのレコーディング結果を確認します。
レコーダーの作業環境
レコーダーの作業環境には、4 つのエリアがあります。
プロジェクト ビュー
左上に配置されているプロジェクト ビューには、テスト プロジェクトの一部として作成および管理されている、すべてのファイルがフォルダー階層で表示されています。
参照
プロジェクト ビューについては、Ranorex Studio 基礎 > Ranorex Studio > ⇢ Ranorex Studio スタートページ を参照してください。
モジュール ブラウザー
左下に配置されているモジュール ブラウザーには、テストで使用できるすべてのモジュールとモジュールグループが表示されています。
参照
モジュールブラウザーについては、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ テストスイート を参照してください。
アクションテーブル
- レコーディングした操作は、アクションテーブルにアクションとして表示されます。
- アクションは、実行した順序で表示されます。
- この例では、5 つのアクションがあります。
参照
アクションの概要については、> Ranorex Studio 基礎 > ⇢ アクション を参照してください。
リポジトリ
- リポジトリ アイテムは、UI 要素を表します。
- レコーディング中の操作によって影響を受ける UI 要素は、リポジトリ アイテムと関連付けられます。
- この例では、2 つのフォルダーに 4 つの UI 要素が配置されています。
参照
リポジトリについては、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ リポジトリ を参照してください。
アクションテーブルの確認
アクション テーブルにある 5 つのアクションを詳しく見てみましょう。
Example action table
Mouse click アクション
- このアクションは、テキスト フィールドのクリックを表します。
- このアクションの最後のカラムには、UI 要素 “EnterYourName” (つまり、name テキスト フィールド) を表すリポジトリ アイテムへの参照が含まれています。
Key sequence アクション
- このアクションは、テキスト フィールドへの入力を表します。
- この例では、入力値として Harry が、対象の UI 要素として “EnterYourName” が指定されています。
Mouse click アクション
- このアクションは、Submit ボタンのクリックを表します。
- このアクションの最後のカラムには、Submit ボタンを表すリポジトリ アイテムの参照が含まれています。
Validation アクション
- バリデーションもアクションとして表されます。
- この例では、変更された Welcome メッセージのテキストと、指定するテキストを照合します。
Mouse click アクション
- このアクションは、Reset ボタンのクリックを表します。.
参照
アクションの概要については、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ アクション を参照してください。
リポジトリの確認
今回の例には、2 つのフォルダーで構造化された 4 つのリポジトリ アイテムがあります。各リポジトリ アイテムは、テスト対象アプリの UI 要素に対応しています。これらを詳しく見てみましょう。
Our repository
アイテム #1 – EnterYourName
このリポジトリ アイテムは、デモアプリの name テキスト フィールドを表します。
アイテム #2 – BtnSubmitUserName
このリポジトリ アイテムは、デモアプリの Submit ボタンを表します。
アイテム #3 – Reset
このリポジトリ アイテムは、デモアプリの Reset ボタンを表します。
アイテム #4 – LblWelcomeMessage
このリポジトリ アイテムは、デモアプリの、Welcome メッセージを含むテキスト ラベルを表します。
参照
リポジトリの概要については、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ リポジトリ を参照してください。
アクションとリポジトリ アイテムのリンク
レコーディングされたアクションとリポジトリ アイテムは別々に管理・保存されますが、リンクしています。
The link between an action and a repository item
UI 要素を参照しているアクション
テキスト フォールドのクリック (アクション #1)、および、テキスト フィールドへのの入力 (アクション #2) は、いずれも同じ UI 要素に影響を与えます。したがって、いずれのアクションとも、この UI 要素を表すリポジトリ アイテム “EnterYourName” (アイテム #1) にリンクされています。
UI 要素を表すリポジトリ アイテム
- UI 要素はリポジトリ アイテムとして表されます。
- リポジトリ アイテムは、名前 (例: EnterYourName) と、GUI 上の位置 (=パス) を持ちます。
参照
アクションとリポジトリ アイテムのリンクについては、Ranorex Studio 基礎 > アクション > ⇢ アクションとリポジトリ アイテム および、Ranorex Studio 基礎 > リポジトリ > ⇢ リポジトリ アイテムとアクション を参照してください。
スクリーンキャスト
リポジトリに手動で UI 要素を追加する方法、およびリポジトリ アイテムにリンクされていないレコーディングにアクションを追加する方法については、以下のスクリーンキャストを参照してください。
サンプル ソリューションのダウンロード
この章で使用しているサンプル ソリューションを以下からダウンロードできます。
サンプル ソリューション
インストール:
任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、Introduction.rxsln
を開きます。
ヒント
このサンプル ソリューションは、Ranorex Studio 8.0 以降で利用できます。8.2 以降を利用している場合には、ソリューションのアップグレードをおこなってください。