Invoke action
Invoke action を使用すると、マウス クリックやキー入力などの直接的な操作をおこなわずに、リポジトリ アイテムに対してアクションを実行できます。フォーカスが外れているウィンドウや、スクロールが必要なリスト アイテムなど、画面に表示されていない UI 要素を操作する場合に便利です。この章では、Invoke action の使用方法について、2 つの例を通じて学習します。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
ボタンのクリック
この例では、Invoke Action を使用して単純なボタン クリックを実行します。以下の画像のアクション #1 は、テスト対象アプリの Add entry ボタンをマウスでクリックします。
Mouse click action on Add entry button
この操作を Invoke action で置き換えるには以下の手順でおこないます。
新しいアクションの追加 > アクションの実行 (Invoke action) をクリックします。
空の Invoke action がアクション テーブルに追加されます。
Add an Invoke action
Add entry ボタンを表すリポジトリ アイテム BtnAddPerson を、Invoke action へドラッグします。
Link repository item to Invoke action
Invoke action の Action name カラムで、アクションとして PerformClick() を指定します。
Specifying invoke action type
最後に、最初にあったマウス クリック アクションを選択し、右クリック メニューから 無効化 をクリックします。
結果:
- Add entry ボタンのクリックが、マウス操作なしで実行されるようになります。
リスト アイテムの選択
リスト アイテムを選択する場合、しばしば特定のアイテムがすぐには表示されない場合があるため、自動化が難しいことがあります。通常のマウス操作ではなく、Invoke action を使用することで、この種のテストをより堅牢にすることができます。以下の画像は、マウス クリック操作を使用した、リスト アイテムの標準的な選択方法を示しています。
List item selection
Department ドロップダウンを開くマウス クリック アクション
リスト アイテムから Project Management を選択するマウス クリック アクション
この操作を Invoke action で置き換えるには以下の手順でおこないます。
新しいアクションの追加 > アクションの実行 (Invoke action) から、空の Invoke action を 2 つ追加します。
ドロップダウン ボタンを表すリポジトリ アイテム Open を、最初の Invoke action にドラッグします。次に、リスト アイテム Project Management を表すリポジトリ アイテム ProjectManagement を、2 つ目の Invoke action にドラッグします。
最初の Invoke action の Action name カラムで、アクションとして Press() を選択します。2 つ目の Invoke action では、Select() を選択します。最後に、最初にあった 2 つのマウス クリック アクションを選択し、右クリック メニューから 無効化 をクリックします。
Invoke action for list item selection
結果:
- リスト アイテムの選択が、マウス操作なしで実行されるようになります。