アクションのリスト
この章では、すべてのアクションのリストとそのコンポーネントおよびプロパティの詳細について説明します。アクション テーブルで設定できるすべてのコンポーネントは、アクションのプロパティでも使用できます。この章では、アクション固有のプロパティについてのみ説明します。標準のプロパティについては、⇢ アクションの管理 で説明しています。
マウス (Mouse)
概要: | マウス アクションを実行します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 |
説明
マウス ボタンの押下や、指定した位置へのマウスの移動をおこないます。
コンポーネント
Subactions
- Up/Down: マウス ボタンを押したままの状態、およびホタンを離した状態です。
- Click/Double-click
- Move: Action spot で指定した位置へマウスを移動します。
Button
対象のマウス ボタンを指定します。XButton は、マウスのサイド ボタンを示します。
Action spot
ボタンの押下/移動位置を指定します。相対位置指定、x:y のピクセル作業、または、変数を指定できます。
固有のプロパティ
- Disable bound warnings: レポートにおける Out of bounds 警告を無効化します。デフォルトは False です。
- Image based: ⇢ イメージベース オートメーション のパラメーターを設定します。
- Move time: アクションにかける時間です。デフォルトは 300ms です。変数を指定することもできます。
マウス ホイール (Mouse wheel)
概要: | マウス ホイール アクションを実行します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 不可 |
説明
水平/垂直方向へのマウス ホイール アクションを実行します。
コンポーネント
Orientation
Horizontal, Vertical
Delta
ホイールの水平/垂直方向の移動量を、正負の整数値で指定します。変数を指定することもできます。
タッチ (Touch)
概要: | タッチ スクリーン アクションを実行します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 不可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
タッチスクリーン デバイスのタッチ アクションを実行します。リポジトリ アイテムへのリンクが必須です。
コンポーネント
Touch type
- Touch
- DoubleTap
- LongTouch
- TouchStart/TouchMove/TouchEnd
Action spot
タッチ操作の位置、または、TouchMove での移動位置を指定します。相対位置指定、x:y のピクセル作業、または、変数を指定できます。
固有のプロパティ
- Disable bound warnings: レポートにおける Out of bounds 警告を無効化します。デフォルトは False です。
- Image based: ⇢ イメージベース オートメーション のパラメーターを設定します。
- Long touch duration: Long touch にかける時間です。デフォルトは 1s です。変数を指定することもできます。
- Move time: Touch move アクションにかける時間です。デフォルトは 100ms です。変数を指定することもできます。
- Touch duration: Touch にかける時間です。デフォルトは 100ms です。変数を指定することもできます。
スワイプ ジェスチャー (Swipe gesture)
概要: | タッチ スクリーンのスワイプ ジェスチャーを実行します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
スワイプ アクションを実行します。スワイプの方向、距離、実行時間を指定できます。
コンポーネント
Swipe direction
スワイプの方向を角度で指定します。任意の値、または変数を指定できます。
Distance
スワイプの距離をピクセルで指定します。任意の値、または変数を指定できます。
Swipe duration
スワイプの時間を指定します。任意の値、または変数を指定できます。
固有のプロパティ
- Disable bound warnings: レポートにおける Out of bounds 警告を無効化します。デフォルトは False です。
- Image based: ⇢ イメージベース オートメーション のパラメーターを設定します。
- Start location: スワイプの開始位置です。デフォルトは Center です。X:y ピクセル座標を指定することもできます。変数を指定することもできます。
- Steps: スワイプが実行される回数です。変数を指定することもできます。
キー ショートカット (Key shortcut)
概要: | キーボード ショートカットを実行します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 |
説明
1 つ以上のキーを使用してキーボード ショートカットを実行します。
コンポーネント
Key code
- Press: キーボード ショートカットを押して離す操作を実行します。
- Up, Down: Down はキーを押して保持した状態を、Up でキーを離す操作を実行します。
Shortcut
キーボード ショートカットを指定します。… ボタンをクリックすると、入力のアシスタントが開かれます。ショートカットを直接入力することもできます。たとえば、コピーのショートカットを実行するには、ctrl+c
を入力して Enter をクリックします。アクションのプロパティから設定することもできます。変数を指定することもできます。
固有のプロパティ
- Key data: 実行するショートカットです。単一あるいは組み合わせのショートカットを指定できます。変数を指定することもできます。
- Press time: キーボード ショートカットが押されている時間です。変数を指定することもできます。
キー入力 (Key sequence)
概要: | キー シーケンスを入力します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 |
説明
任意の長さのキー シーケンスを入力します。アクションのプロパティから、入力した値をマスクすることもできます。
コンポーネント
Sequence
入力するキー シーケンスです。… ボタンをクリックすると、入力アシスタントが開かれます。
固有のプロパティ
- Mask sequence: シーケンスをマスクします。デフォルトは False です。
- Press time: シーケンス内の各キーが押されている時間です。変数を指定することもできます。
モバイル キー押下 (Mobile key press)
概要: | モバイル キーの押下を実行します。 |
タイプ: | ベーシック アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
Home や Back ボタンのような、モバイル アクション キーを押下します。
コンポーネント
Key
押下するアクション キーです。
固有のプロパティ
- Image based: ⇢ イメージベース オートメーション のパラメーターを設定します。
- Key: 押下するキーです。変数を指定することもできます。
バリデーション (Validation)
概要: | バリデーションを実行します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
リポジトリ アイテムに対してバリデーション、つまり、予想される状態と実際の状態が一致するかどうかの確認を実行します。結果に応じて、レポートに成功 (Success) または失敗 (Failure) が記録されます。いくつかの異なる種類のバリデーションが利用でき、それぞれに固有のプロパティがあります。
バリデーション アクションは複雑です。それぞれのバリデーション タイプは、共通のプロパティと固有のプロパティを持ちます。
共通のプロパティ
Action: バリデーションの種類です。このプロパティの指定によって、以降のプロパティは変わります。
Message: バリデーションによってレポートにロギングされるメッセージです。空にするとデフォルトのメッセージが使用されます。
Report level on failure: 失敗 (Failure) 時の ⇢ レポート レベル です。
Report level on success: 成功 (Success) 時の ⇢ レポート レベル です。
Report screenshot: レポート メッセージにスクリーンショットを含めるか指定します。
バリデーションの種類と固有のプロパティ
Exists
リポジトリ アイテムが存在することをチェックします。存在する場合 Success が、存在しない場合 Failure がレポートされます。
NotExists
リポジトリ アイテムが存在しないことをチェックします。存在しない場合 Success が、存在する場合 Failure がレポートされます。
AttributeEqual:
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値と一致することを、Grace period プロパティで指定した時間まで、チェックします。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。同様に、一致する可能性のある値も、属性によって異なります。たとえば、Text 属性はテキスト文字列のみをとり、Valid 属性は真偽値のみをとります。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。
固有のプロパティ
Match name, Match value: 上記参照
Grace period: 属性値が Match value と一致するまでアクションが待機する時間(秒)です。Grace period は、アクションが、対応する UI 要素を見つけた時点から開始されます。Grace period 期間中に UI 要素が存在しなくなった場合、アクションは UI 要素の検索を再開しますが、Grace period の停止およびリスタートはされません。
AttributeNotEqual:
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値と一致しないことを、Grace period プロパティで指定した時間まで、チェックします。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。同様に、一致する可能性のある値も、属性によって異なります。たとえば、Text 属性はテキスト文字列のみをとり、Valid 属性は真偽値のみをとります。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。
固有のプロパティ
Match name, Match value: 上記参照
Grace period: 属性値が Match value と一致するまでアクションが待機する時間(秒)です。Grace period は、アクションが、対応する UI 要素を見つけた時点から開始されます。Grace period 期間中に UI 要素が存在しなくなった場合、アクションは UI 要素の検索を再開しますが、Grace period の停止およびリスタートはされません。
AttributeRegEx:
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する正規表現に一致することを、Grace period プロパティで指定した時間まで、チェックします。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。
固有のプロパティ
Match name, Match value: 上記参照
Grace period: 属性値が Match value と一致するまでアクションが待機する時間(秒)です。Grace period は、アクションが、対応する UI 要素を見つけた時点から開始されます。Grace period 期間中に UI 要素が存在しなくなった場合、アクションは UI 要素の検索を再開しますが、Grace period の停止およびリスタートはされません。
AttributeContains
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値を含むことを、Grace period プロパティで指定した時間まで、チェックします。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。
固有のプロパティ
Match name, Match value: 上記参照
Grace period: 属性値が Match value と一致するまでアクションが待機する時間(秒)です。Grace period は、アクションが、対応する UI 要素を見つけた時点から開始されます。Grace period 期間中に UI 要素が存在しなくなった場合、アクションは UI 要素の検索を再開しますが、Grace period の停止およびリスタートはされません。
AttributeNotContains
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値を含まないことを、Grace period プロパティで指定した時間まで、チェックします。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。
固有のプロパティ
Match name, Match value: 上記参照
Grace period: 属性値が Match value と一致するまでアクションが待機する時間(秒)です。Grace period は、アクションが、対応する UI 要素を見つけた時点から開始されます。Grace period 期間中に UI 要素が存在しなくなった場合、アクションは UI 要素の検索を再開しますが、Grace period の停止およびリスタートはされません。
ContainsImage
これは、⇢ イメージベース オートメーション のバリデーションです。
バリデーションが実行されると、リポジトリ アイテムの現在のスクリーンショットが作成されます。次にこのスクリーンショットが、Screenshot name カラムで指定するスクリーンショットで定義されているイメージ検索領域を含むかどうかをチェックします。ContainsImage は、CompareImage よりも柔軟なバリデーションですが、イメージ サイズが大きくなると指数関数的に遅くなります。
バリデーション スクリーンショットと実行時のスクリーンショットは、同じサイズである必要はありませんが、実行時のスクリーンショットは、バリデーション スクリーンショットで定義されたイメージ検索領域よりも、大きいサイズでなければなりません。サイズが小さい場合には、バリデーションは失敗します。
Screenshot name カラムにある、… ボタンをクリックすると、イメージ検索領域とイメージ除外領域を定義するための、⇢ イメージ エディター が開かれます。
ContainsImage におけるイメージ除外領域は、イメージ検索領域の外側である必要があります。バリデーションは、イメージ除外領域を除外してから、イメージの検索をおこないます。
注意
ContainsImage では、イメージ検索領域とイメージ除外領域が重なり合っている場合、テストが失敗する原因となるため、警告を表示します。意図したものではない限り、領域が重なり合わないように再度定義をおこなってください。
固有のプロパティ:
Image based: ⇢ イメージベース オートメーション のパラメーターを設定します。
Report difference images: イメージの差分マスクをレポートに表示するかを指定します。
Report expected and actual images: 実画像と期待値画像をレポートに表示するかを指定します。
Report similarity: 2 つのイメージの類似度 (Similarity) をレポートに表示するかを指定します。
CompareImage
これは、⇢ イメージベース オートメーション のバリデーションです。
バリデーションが実行されると、リポジトリ アイテムの現在のスクリーンショットが作成されます。次にこのスクリーンショットが、Screenshot name カラムで指定するスクリーンショットで定義されているイメージ検索領域と同じかどうかをチェックします。CompareImage は、ContainsImage よりも高速ですが、柔軟性に劣ります。
バリデーション スクリーンショットと実行時のスクリーンショットは、同じサイズである必要があります。サイズが異なる場合には、バリデーションは失敗します。バリデーション スクリーンショットよりも小さいイメージ検索領域を定義した場合、バリデーション スクリーンショットと実行時のスクリーンショットが同じ大きさになるよう、両方を自動的に切り取ります。
Screenshot name カラムにある … ボタンをクリックすると、イメージ検索領域とイメージ除外領域を定義するための、⇢ イメージ エディター が開かれます。
CompareImage におけるイメージ除外領域は、イメージ検索領域の内側である必要があります。イメージ除外領域を除外してバリデーションをおこないます。
固有のプロパティ:
Image based: ⇢ イメージベース オートメーション のパラメーターを設定します。
Report difference image: イメージの差分マスクをレポートに表示するかを指定します。
Report expected and actual images: 実画像と期待値画像をレポートに表示するかを指定します。
Report similarity: 2 つのイメージの類似度 (Similarity) をレポートに表示するかを指定します。
参照
バリデーションについては、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ テストのバリデーション を参照してください。
アクションの実行 (Invoke action)
概要: | アクションを実行します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
参照しているリポジトリ アイテムの特定のアクションを、マウス クリック、キー押下などの操作を介さずに実行します。リスト アイテムなどのすぐには表示されないことがある UI 要素や、フォーカスがないウィンドウのドロップダウン メニューなどにアクセスする場合に便利です。
コンポーネント
Action name
実行するアクションです。指定可能なアクションは、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。
Various arguments
ほとんどのアクションは引数を必要としませんが、引数を必要とするものもあります。引数は、アクション名の後に括弧で、例えば、InvokeMethod(Name) のような形で表示されます。引数は、アクション テーブルまたはプロパティから定義します。変数を指定することもできます。
参照
Invoke action の例については、Ranorex Studio 基礎 > アクション > ⇢ Invoke action を参照してください。
値の取得 (Get value)
概要: | リポジトリ アイテムの属性から値を取得します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
リポジトリ アイテムの属性から値を取得し、変数に渡します。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。取得された値は、変数に渡す前に、正規表現を使用して変更することもできます。
このアクションを使用する一般的なシナリオは、特定の操作結果の値を取得することです。次にこの値を変数に渡し、操作の結果が正しいかどうかを確認するために、バリデーションで使用します。
コンポーネント
GetValue action example
値を取得する属性です。
取得した値を格納する変数です。
値を変数に格納する前に適用する正規表現です。
参照しているリポジトリ アイテムです。
値の設定 (Set value)
概要: | リポジトリ アイテムの属性に値を設定します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
リポジトリ アイテムの属性に値を設定します。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。値はマスクすることができます。
コンポーネント
SetValue action example
値を設定する属性です。
属性に設定する値です。変数を指定することもできます。
参照しているリポジトリ アイテムです。
固有のプロパティ
- Mask value: 値をマスクします。デフォルトは False です。
ブラウザーを開く (Open browser)
概要: | ブラウザーを開いて、指定の URL へ移動します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク | 不可 |
説明
ブラウザーを起動して、指定した URL へ移動します。
コンポーネント
Open browser action
ブラウザー起動後に移動する URL です。変数を指定することもできます。
起動するブラウザーです。変数を指定することもできます。
ブラウザーを最大化するかを指定します。
固有のプロパティ
- Arguments: ブラウザーを起動する際に使用するコマンドライン引数を指定します。変数を指定することもできます。
- Clear cache: 起動時にブラウザー キャッシュをクリアーするかを指定します。変数を指定することもできます。
- Clear cookies: 起動時にブラウザー クッキーをクリアーするかを指定します。変数を指定することもできます。
- Incognito mode: プライバシー モードで起動するかを指定します。デフォルトは False です。変数を指定することもできます。
- Instrument: ブラウザーのインストルメントを自動でおこなうかを指定します。ランタイム環境で XCOPY や Ranorex Agent
を使用してテストをデプロイしている場合に便利です。デフォルトは True です。 - Kill existing: 既に起動中のインスタンスを閉じるかを指定します。デフォルトは False です。変数を指定することもできます。
アプリケーションの起動 (Run application)
概要: | 指定したアプリケーションを起動します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 不可 |
説明
指定したパスのアプリケーションを直接起動します。
コンポーネント
Run application action
アプリケーションのパスです。相対パスを指定することもできます。変数を指定することもできます。
アプリケーションの起動に指定するコマンドライン引数です。指定可能な引数は、アプリケーションによって異なります。変数を指定することもできます。
Working directory:
- アプリケーションの作業ディレクトリです。
- 固定値、または変数を指定することもできます。
- 変更しない場合、アプリケーションの実行パスと同じディレクトリが使用されます。
固有のプロパティ
- Return value type/variable: Run application アクションの戻り値を指定します。戻り値は、起動されたアプリケーションのプロセス ID となります。したがって戻り値の型は、常に System.Int32 です。戻り値を渡すための変数を指定することもできます。
- Run flags: NoElevation フラグを指定します。True を指定すると、Windows の administrator 権限を使用せずにアプリを起動します。変数を指定することもできます。
- Run maximized: アプリケーションを最大化状態で起動するかを指定します。デフォルトは False です。
モバイル アプリの起動 (Run mobile app)
概要: | モバイル デバイスでアプリケーションを起動します。 |
Type: | Smart action |
Variables possible: | Yes |
Linkable to repository: | No |
説明
モバイル デバイスでアプリケーションを起動します。
コンポーネント
Endpoint
アプリケーションを起動するエンドポイントです。変数を指定することもできます。
Startup arguments
アプリケーションの起動に指定するコマンドライン引数です。指定可能な引数は、アプリケーションによって異なります。変数を指定することもできます。
Restart app
アプリケーションが既に起動している場合、リスタートします。変数を指定することもできます。
参照
モバイル テストについての詳細は、Web とモバイルのテスト > ⇢ モバイル テスト を参照してください。
Android アプリのデプロイ (Deploy Android app)
概要: | Android アプリをインストルメントし、デバイスにデプロイします。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 不可 |
説明
Android アプリをインストルメントし、デバイスにデプロイします。
コンポーネント
Endpoint
アプリケーションをデプロイするエンドポイントです。変数を指定することもできます。
File name
インストルメントおよびデプロイするアプリケーションへのパスです。変数を指定することもできます。
固有のプロパティ
- Instrument APK: アプリをデプロイする前にインストルメントをおこなうかを指定します。デフォルトは True です。変数を指定することもできます。
- Instrumentation options: インストルメントのオプションを指定します。
- Timeout: インストルメントおよびデプロイのタイムアウトを指定します。変数を指定することもできます。
参照
モバイル テストについての詳細は、Web とモバイルのテスト > ⇢ モバイル テスト を参照してください。
iOS アプリのデプロイ (Deploy iOS app)
概要: | iOS アプリをインストルメントし、デバイスにデプロイします。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 不可 |
説明
iOS アプリをインストルメントし、デバイスにデプロイします。
コンポーネント
Endpoint
アプリケーションをデプロイするエンドポイントです。変数を指定することもできます。
App archive
インストルメントおよびデプロイするアプリケーションへのパスです。変数を指定することもできます。
App ID
インストルメントおよびデプロイするアプリケーションのアプリケーション ID です。変数を指定することもできます。
固有のプロパティ
- Instrumentation settings: インストルメントのオプションを指定します。
参照
モバイル テストについての詳細は、Web とモバイルのテスト > ⇢ モバイル テスト を参照してください。
デバイスの方向の設定 (Set device orientation)
概要: | 指定したリポジトリ アイテムのモバイル デバイスの方向を設定します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
指定したリポジトリ アイテムのモバイル デバイスの方向を設定します。
コンポーネント
Orientation
設定するデバイスの方向です。ポートレート (Portrait) とランドスケープ (Landscape) が指定できます。Landscape left は、デバイスの上部が左回転することを意味します。Landscape right はその逆です。変数を指定することもできます。
参照
モバイル テストについての詳細は、Web とモバイルのテスト > ⇢ モバイル テスト を参照してください。
アプリケーションを閉じる (Close application)
概要: | 参照しているリポジトリ アイテムを含むアプリケーションまたは Web サイトを閉じます。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
参照しているリポジトリ アイテムを含むアプリケーションまたは Web サイトを閉じます。
このアクションは、アプリケーションや Web サイトを閉じるために使用できます。’Close Method’ が ‘CloseWindow’ に設定されている場合には、アプリケ-ションを終了させようとします。’Grace Period’ パラメーターが 0ms 以上の値に設定されている場合、この指定した時間以内にアプリケーションを閉じることができなかった場合に、プロセスを強制終了します。’Close Method’ が ‘KillProcess’ に設定されている場合には、’Grace Period’ パラメーターの設定は無視され、アプリケーションのプロセスを即座に強制終了します。
コンポーネント
Close application action
CloseWindow はウィンドウのクローズを試みます。失敗した場合、Grace period に設定した時間の後、プロセスを強制終了します。KillProcess は Grace period の設定を無視し、プロセスを即座に強制終了します。
Grace period は、アプリケーションの正常終了が失敗した場合、プロセスを強制終了するまでに待機する時間です。変数を指定することもできます。
参照しているリポジトリ アイテムの親アプリケーションが閉じられます。
待機 (Wait for)
概要: | 指定した UI の状態の発生を待機します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 (必須) |
説明
指定した時間内に指定した状態に遷移するまで待機します。いくつかのタイプが利用できます。
Exists
参照しているリポジトリ アイテムが存在するかを、Timeout カラムで指定したタイムアウトに達するまで待機します。タイムアウトには、変数を指定することもできます。
NotExists
参照しているリポジトリ アイテムが存在しないかを、Timeout カラムで指定したタイムアウトに達するまで待機します。タイムアウトには、変数を指定することもできます。
AttributeEqual
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値と等しいことを、指定したタイムアウトに達するまで待機します。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。指定したタイムアウト以内で値が一致しない場合、このアクションは失敗します。
タイムアウトは、アクションの Wait timeout プロパティで設定できます。変数を指定することもできます。
AttributeNotEqual
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値と等しくないことを、指定したタイムアウトに達するまで待機します。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。指定したタイムアウト以内で値が一致しない場合、このアクションは失敗します。
タイムアウトは、アクションの Wait timeout プロパティで設定できます。変数を指定することもできます。
AttributeContains
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値を含むことを、指定したタイムアウトに達するまで待機します。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。指定したタイムアウト以内で値が一致しない場合、このアクションは失敗します。
タイムアウトは、アクションの Wait timeout プロパティで設定できます。変数を指定することもできます。
AttributeNotContains
Match name カラムで指定する任意の属性が、Match value で指定する値を含まないことを、指定したタイムアウトに達するまで待機します。属性名と属性値の両方で、変数を指定できます。利用可能な属性は、参照しているリポジトリ アイテムによって異なります。指定したタイムアウト以内で値が一致しない場合、このアクションは失敗します。
タイムアウトは、アクションの Wait timeout プロパティで設定できます。変数を指定することもできます。
ログ メッセージ (Log message)
概要: | アイテムをレポートにロギングします。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 |
説明
レポートにメッセージをロギング、または、スクリーンショットまたはスナップショットをキャプチャします。
コンポーネント
Subaction
Log: レポートにメッセージを出力します。
Screenshot: スクリーンショットをキャプチャしてレポートに出力します。
Snapshot: スナップショットをキャプチャしてレポートに出力します。
Message
レポートに表示されるメッセージです。スクリーンショット/スナップショットのキャプチャにも使用されます。変数を指定することもできます。
Level
ロギングするアイテムの ⇢ レポート レベル を指定します。
固有のプロパティ
- Category: レポート出力時のカテゴリを指定します。デフォルトは User です。
セパレーター (Separator)
概要: | アクション テーブルの現在の位置にセパレーターを挿入します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 不可 |
リポジトリへのリンク: | 不可 |
説明
アクション テーブルの現在の位置にセパレーターを挿入します。関連するアクションを視覚的に分離またはグループ化するために使用します。セパレーターを説明するヘッダー テキストを追加できます。セパレーターとヘッダー テキストもレポートに表示されます。このアクションは、テストの実行自体には影響を与えません。
参照
セパレーター アクションについては、Ranorex Studio 基礎 > レポート > ⇢ アクションとレポート を参照してください。
ディレイ (Delay)
概要: | 次のアクションの実行をディレイします。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 不可 |
説明
指定した時間、次のアクションの実行を遅らせます。このアクションは、指定した時間、テストの実行を一時停止します (ただし、テスト対象アプリは正常に実行されます)。時間に変数を指定することもできます。ディレイはターボ モードの影響を受けません。
ユーザー コード (User code)
概要: | ユーザー コード アクションを追加します。 |
タイプ: | スマート アクション |
変数の使用: | 可 |
リポジトリへのリンク: | 可 |
説明
ユーザー コード アクションを追加します。既存のユーザー コード アクションをユーザー コード ライブラリから追加したり、自分でコードを作成したりすることができます。
参照
ユーザー コード アクションについては、Ranorex Studio 基礎 > アクション > ⇢ ユーザー コード アクション を参照してください。
ユーザー コード ライブラリについては、Ranorex Studio エキスパート > ⇢ ユーザー コード ライブラリ を参照してください。