ランタイム/リモート実行
この章では、ランタイム環境でのテストのリモート実行について学習します。ランタイム環境とは、Ranorex Studio がインストールされていないマシンを指し、テストの実行のみに使用され、テストの作成には使用されません。リモート マシンでのテスト実行には、さまざまな方法が考えられます。複数の異なる物理マシンまたは仮想マシンにテストを分散して、これらを並列、非同期、あるいはスケジュールに従って実行できます。
はじめに
リモート テスト実行の最初のステップは、テスト実行ビルドを作成することです。その後、このファイルをランタイム環境 (通常はリモート マシン) にデプロイし、そこで実行します。⇢ テスト実行ビルドの作成 では、テスト実行ビルドを作成する方法、および、Ranorex Studio ランタイム ライブラリ、ライセンス設定情報、および外部ファイルをビルドに含める方法について説明します。
⇢ コマンドライン実行 では、コマンドライン インターフェースを使用して、テスト実行ビルドの実行方法、および利用可能なコマンドライン引数について説明します。
手動でのリモート実行
手動でのリモート テストでは、自分でテスト実行ビルドをパッケージし、リモート マシンにデプロイします。次に、コマンドラインを使用して、リモート マシン上で直接実行、または、リモート デスクトップ接続 (RDP: Remote Desktop Protocol) を使用して実行します。詳しくは、⇢ 手動でのリモート実行 を参照してください。
Agent によるリモート実行
Ranorex Agent は、Ranorex Studio を使用したリモート テストの実行を簡略化する、スタンドアローンのツールです。Agent はリモート マシンにインストールされ、Ranorex Studio のリモート パッド、あるいはコマンドライン経由で、テスト実行ビルドを受け取ります。Agent はテスト キューを自動的に実行し、テストのデプロイ元のマシンに、テスト レポートを配信します。
Agent については、⇢ Ranorex Agent を参照してください。Agent を使用したリモート テストについては、⇢ Agent によるリモート実行 を参照してください。