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デバッグ

Ranorex は、開発環境でコードを直接デバッグできる機能を備えています。

デバッガーを有効にするには、ツールバーの ‘デバッグの有効化’ ボタンを押下します。

Enable Debugging

コード内の特定の位置でデバッガーを停止させるために、ブレークポイントを設定できます。

ブレークポイントは以下のいずれかの方法で設定できます。

  • ブレークポイントを設定する行の左側余白をクリック

Add breakpoint

  • ブレークポイントを追加する行にカーソルを置き、’デバッグ’ メニューを開いて、’ブレークポイントの設定/解除’ を選択

Toggle breakpoint

ブレークポイントを設定すると、赤い円が余白に追加され、そのコード行が赤色でハイライトされます。ブレークポイントは、追加したときと同じ方法で削除できます。

ブレークポイントを設定したら、実行のセクションで説明したように、アプリケーションを実行することで、デバッガーを起動できます。

アプリケーションが起動し、Ranorex Studio が ‘デバッグ レイアウト’ に切り替わると、’デバッグ’ メニューとツールバーで、以下のメニュー アイテムが使用可能になります。

デバッグの再開 実行の続行
プロセスの停止 プロセスの強制停止
ステップ オーバー 現在の行でステートメントを実行するが、ステップ インしない
ステップ イン 現在の行でステートメントを実行し、メソッド内の最初のコード行で停止
ステップ アウト 現在のメソッドの実行を完了し、その親メソッドに戻る

Debugging menu Items

Debugging toolbar items

複数のコード行をスキップして、特定の行からデバッグを再開するには、その行を右クリックし、右クリック メニューから ‘現在のステートメントの設定’ を選択します。

Context menu ‘Set Current Statement’

一時停止モードでは、個々のオブジェクトの実際の状態を診断できます。

‘表示’ メニューの ‘デバッグ’ サブメニューから、以下のウィンドウを表示できます。

Debug sub menu

コールスタック 現在スタックに置かれているメソッド呼び出しを表示します。
ローカル変数 現在実行中の関数に定義されている変数、現在の関数に渡された引数、関数が定義されているクラスのフィールドとプロパティを表示します。
ウォッチ ウォッチ リストに追加されたすべての式を表示します。式を追加するには、ウィンドウ上で右クリックし、メニューから ‘追加’ を選択してから、式を入力します。また、式をコード内で選択して ‘ウォッチ’ ウィンドウにドラッグすることでも追加できます。

これらのビュー以外に、オブジェクトの上にマウスを移動させるとポップアップ表示されるツール チップを使用して、個々のオブジェクトを直接診断することもできます。

Tool tip

Note icon

メモ

Ranorex Studio を実行しているマシン上に Visual Studio 2010 がインストールされている場合、デバッグの処理速度が遅くなる可能性があります。この問題を解決するには、レジストリ キー ‘LowLevelHooksTimeout’ を検索して、すべての出現箇所を削除してください。