WebLibrary
Ranorex Studio は、Web テストに関する様々な機能を提供していますが、コーディングなしで実現するのは難しい要件などもあります。このライブラリには、こういった課題を解決する、いくつかのメソッドが含まれます。
⇢ ユーザーコード ライブラリの活用 の手順に従って、任意のレコーディング モジュールに配置し、このセクションで説明する方法に従って設定してください。
DownloadFile
Web テストにおいて、ファイルのダウンロードをおこなう必要がある場合があります。このメソッドを使用することで、ダウンロードの処理をコーディングなしで実行できます。
利用可能な引数は以下です。
String uri
- ダウンロードするファイルの URI です。
- URI に誤りがある、あるいは、ファイルが見つからない場合にはエラーを返します。
- この場合、このメソッドを配置しているモジュールは fail を返し、レポートにも failure が出力されます。
String localPath
- ファイルを保存するフォルダーのパスです。絶対パスおよび相対パスを指定できます。
- 指定しない場合、出力フォルダーにファイルを保存します。
Boolean overwriteExisting
- true = ファイルが既に存在する場合、上書きします。
- false = ファイルを上書きしませんが、警告を返してダウンロードを中断します。
結果はレポートに表示されます。
ファイルのダウンロードに成功
ファイルが既に存在していたためダウンロードを中断
ファイルがダウンロードできなかった
GetHttpStatusCode
指定した URL の Web サイトをチェックし、HTTP ステータス コード を返します。利用可能な引数は以下です。
String returnValue
- メソッドによって返される HTTP ステータス コードです。
- 変数を使用できます。
String url
- ステータスをチェックしたい Web サイトの URL です。
結果はレポートに表示されます。
ReportFullPageScreenshot
スクリーンに表示されていない領域も含めた、Web ページ全体のスクリーンショットをキャプチャします。Web ページがリポジトリ アイテムとして登録されており、メソッドの引数として渡す必要があります。
スクリーンショットは出力フォルダーに保存されると共に、レポートに表示されます。
RepoItemInfo repoItemInfo
- スクリーンショットをキャプチャしたい Web ページを表すリポジトリ アイテム
- Web ページではない場合、レポートにエラーが表示されますが、このメソッドを配置しているモジュールは fail にはなりません。