EmailModule
EmailModule を使用することで、テスト実行の任意の時点で、メールを送信することができます。また、メールにレポートを添付することもできます。テスト実行の任意のポイントに到達した時点で通知を受け取ったり、テスト結果を自動的に送信するのに役立ちます。
モジュールの追加
モジュールを、モジュール ブラウザーからテスト コンテナーの任意の位置にドラッグしてください。テストがこの位置に到達したとき、以降で説明する設定に従って、メールを送信します。
ヒント
メールにレポートを添付するように設定する場合、すべての情報がレポートに含まれるようにするために、モジュールは、テストの一番最後の Teardown に配置することをおすすめします。
上記の図では、テスト対象アプリが閉じられたことを通知するために、Test_introduction_functions テストケースの Teardown の、CloseAUT モジュールのあとに、このモジュールを配置しています。
モジュールの設定
このモジュールには、14 個の変数が事前に定義されています。これらの変数は、モジュールの動作を設定するために使用されます。
これらの変数を使用して設定をおこなうためには、これらの変数に指定する値を含むデータ ソース、または、パラメーターを作成する必要があります。その後、これらの値と、対応する変数をバインドします。
参照
データ ソース、パラメーター、データ バインディングについては、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ データ駆動型テスト を参照してください。
各変数と、使用できる値について説明します。
Subject
Email の Subject (件名) です。
Body
Email の Body (本文) です。
To
Email の To (宛先) です。
From
Email の From (差出人) です。
ServerHostname
Email の送信に使用する Email サーバーの SMTP 名です。通常、”smtp.myserver.com” のような名前です。使用すべきサーバー名が分からない場合には、自社の情報システム部門などに確認ください。
メモ
テストを実行するマシンが、指定する Email サーバーと通信可能な状態であることを確認してください。
ServerPort
Email サーバーのポート番号です。通常 25 番です。使用すべきポート番号が分からない場合には、自社の情報システム部門などに確認ください。
UseSSL
SSL 暗号化を使用するかを指定します。true または false を指定します。
Username
Email の送信に使用する Email アカウントです。テストを実行するマシンが、Email サーバーのネットワーク ドメインに参加しており、Microsoft Outlook などの Email アカウントで既にログインしている場合には、通常、指定する必要はありません。
Password
Email の送信に使用する Email アカウントのパスワードです。
SendEmailOnFailure
モジュールを配置している位置より前で、テストが失敗している場合のみ、Email を送信します。true または false を指定します。
SendEmailOnSuccess
モジュールを配置している位置より前で、テストの失敗がない場合のみ、Email を送信します。true または false を指定します。
SendZippedReportOnComplete
テスト レポートを ZIP ファイル形式で添付するかを指定します。true または false を指定します。
SendPdfReportOnComplete
PDF 形式のテスト レポートを添付するかを指定します。true または false を指定します。
PdfReportCustomStylesheet
PDF レポートのカスタマイズに使用する、XSL スタイルシートへのパスです。
結果
このモジュールを配置してテストを実行すると、レポートを Email に添付したかどうかにかかわらず、Email を送信したことを示すログがレポートに表示されます。