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属性の重み付け

属性の重み付けは、UI 要素の属性に割り当てられている整数値です。Ranorex Studio が UI 要素を識別するために、RanoreXPath 式で使用する属性を制御します。

このセクションでは、属性の重み付け、およびその設定方法について説明します。

属性の重み付けとは

UI 要素を確実に識別するために、Ranorex Studio では、ロール固有の特性、テクノロジー固有の機能という 2 つのカテゴリから派生した、600 個以上の属性から選択することができます。

属性名(例: ControlName) と、要素固有の属性値(例: RxButtonExit) の他に、それぞれの属性は重み付け値を持ちます。この値は、0 から 200 の間の整数値です。

UI 要素の RanoreXPath を生成する際、Ranorex Studio は UI 要素を識別するために、もっとも高い重み付けを持つ属性を使用します。重み付けが 100 以下の属性は、RanoreXPath の生成においては無視されます。(代わりに、リポジトリ アイテムの名前を生成するために使用される場合があります)

したがって、上記の画像の場合には、Ranorex Studio は、Ranorex Studio Demo Application の Exit ボタンを識別するために、もっとも高い重み付け 150 を持つ、ControlName を使用することになります。

Ranorex Studio では、すべての属性についてデフォルトの重み付け値が設定されています。これらは多くの試験と経験に基づいて設定されており、多くの場合うまく動作します。しかし、微調整が必要になる場合もあります。動的な属性を持つ UI 要素を確実に識別することは、そのひとつのケースです。以降では、属性の重み付けを編集する方法について説明します。新しい属性の重み付けを実際に適用する例を取り上げて説明します。

属性の重み付けの設定ダイアログ

属性の重み付けの設定ダイアログは、以下の手順でアクセスできます。

Ranorex Studio または Ranorex Spy から、設定 > 詳細 > 重み付けルールの編集… をクリック
Ranorex Spy の Browser & Results で、要素ツリーから任意の要素を選択し、概要 タブにある 重み付けルールの編集… をクリック

編集ダイアログが開きます。

現在のすべての属性の重み付けルールの一覧と、追加、削除、有効化/無効化ボタン

Note icon

メモ

属性の重み付けは、重み付けルールによって整理されています。重み付けルールは、特定の属性の重み付けを変更できる場所です。また、ルール条件によって、重み付けルールが適用される UI 要素を制御することもできます。これについては次のセクションで説明します。

デフォルトの重み付け値に戻すボタン
ルール名、ルール、変更したい属性の重み付けを指定するフィールド
属性と重み付けの一覧を表示するリンク
ルール条件の作成/編集フィールド

Overview of all attributes and their weights for a rule