コード モジュール

ほとんどの場合、テストの自動化は Ranorex Studio 上でおこない、コードに触れることはありません。しかし、テストを自動化するためにコードを書くことを好むなら、Ranorex Studio でコード モジュールを使用することができます。

この章では、コード モジュールの作成方法、および、リポジトリ アイテムへのアクセス、変数の操作、データ駆動型テストなどを扱う方法について学習します。

以下のサンプル ソリューションを使用して、章の指示に従ってステップ バイ ステップでコード モジュールを構築するか、または、⇢ アクション変数とデータ駆動型テスト から、完成したコード モジュールを確認できます。

サンプル ソリューションのダウンロード

この章の例では、データ駆動型テストの章のサンプル ソリューションを使用します。以下からサンプル ソリューションをダウンロードしてください。

インストール:

任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、ソリューション ファイル RxDatabase.rxsln を開きます。

事前準備

コード モジュールを整理するために、Code modules フォルダーを作成します。作成するコード モジュールを、ここに配置します。

コード モジュールの作成

新しいコード モジュールの作成は、以下の手順でおこないます。

テスト スイート ビューで、コード モジュールを追加したいテスト コンテナーを選択します。
以下いずれかをクリックします。

Ranorex Studio ツールバーの コード モジュールの追加 ボタン
テスト スイート メニューの ADD > コード モジュール、または、テスト コンテナーの右クリック メニューの 追加 > 新しいコード モジュール

保存場所として、Code modules フォルダーを選択し、OK をクリックします。
コード モジュールの名前を入力し、作成 をクリックします。

Ranorex Studio は、ソリューション作成時に指定されたプログラミング言語でコード モジュールを作成します。デフォルトは C# です。以降の説明も C# をベースにおこないます。

コード モジュールは、いくつかのセクションで構成されています。

必要なクラスのインテグレーションと名前空間の定義
空のコンストラクターを含むクラス定義
ユーザーのコードを実装するための Run() メソッド。いくつかのデフォルトのタイムアウト設定が事前に定義されています。