レコーディングによるトラッキング
Ranorex Studio でテストのステップをレコーディングすると、UI 要素が自動的にトラッキングされ、これらのUI 要素上でのアクションが識別されます。これが、レコーディングによるトラッキングです。Ranorex Studio 基礎の章を読んでいる場合には、既にこの機能について知っているはずです。このセクションでは、簡単なサンプルを使用して、再度簡単に説明します。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
テストの定義
レコーディングによる UI 要素のトラッキングを説明するために、Demo Application を使用した、簡単なテストの定義をおこないます。
Demo Application の Test database タブ
Test database ワークスペース
レコーディングによるトラッキング
レコーディングによるトラッキングの動作を確認してみましょう。
Demo Application を起動し、Test database タブをクリックします。
Ranorex Studio を起動し、新しい空のソリューションを作成します。
デフォルトのレコーディング モジュールを開き、RECORD をクリックします。
Ranorex Studio が非表示になり、レコーディング中であることを示す Recorder control center が表示されます。
Test database タブで、Female ラジオ ボタン をクリックします。
Recorder control center の STOP をクリックします
結果
レコーディングを終了すると、Ranorex Studio で、アクション テーブルとリポジトリを含むレコーディング モジュールが表示されます。
Female ラジオ ボタンを表す、リポジトリ アイテム RdbFemale にリンクされている Mouse click アクション
Female ラジオ ボタンを表す、リポジトリ アイテム RdbFemale を含むリポジトリ
リポジトリ アイテムの RanoreXPath。このパスは、テスト対象アプリ の UI における、UI 要素の位置を示します。
レコーディングによるトラッキングの仕組み
- レコーディング中、Ranorex Studio は UI に対するユーザーの操作をモニターし、UI 要素を自動的にトラッキングします。
- ユーザーの操作がおこなわれると、Ranorex Studio は対象の UI 要素を識別し、リポジトリ アイテムとして格納します。
- 通常、1 つのリポジトリ アイテムは、1 つの UI 要素を表します。
- Ranorex Studio は、UI 要素が複数回使用される場合にそれを認識し、すでに識別済みのリポジトリ アイテムを再利用します。