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スナップショット ファイル

Ranorex スナップショットは、特定の時点における、テスト対象アプリのユーザー インターフェース (UI) 構造をファイル表現したものです。Ranorex スナップショットは、すべてのインターフェース要素、その構造、値などをキャプチャします。

スナップショット ファイルは、Ranorex Spy で作成および表示でき、そのファイル拡張子は .rxsnp です。

通常、Ranorex スナップショットは、アプリケーションの UI 情報を、Ranorex サポートと共有するために使用されます。

tipp icon

スクリーンキャスト

以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。

Watch the screencast now

標準的なスナップショット ファイルの作成

標準的なスナップショット ファイルは、メニュー、メニュー アイテム、コンテキスト メニュー、ツールチップなどの、通常は非表示の UI 要素を除く、UI 要素をキャプチャしたものです。非表示の UI 要素のキャプチャについては、この次のセクションで説明します。

標準的なスナップショット ファイルは以下の手順で作成します。

テスト対象アプリ (例: Demo Application) を起動します。
Ranorex Spy を起動します。

Creating a snapshot file - part I

TRACK ボタンで、テスト対象アプリの UI 要素 (以下の例では Submit ボタン) をトラッキングします。

Creating a snapshot file - part II

要素ツリー ブラウザーのツールバーで、スナップショットとして保存… をクリックします。
スナップショット ファイルに任意の名前を付けて、保存場所を指定します。
保存 ボタンをクリックします。

Note icon

メモ

デフォルトでは、保存場所として %USERPROFILE%RanorexSnapshots が指定されています。

Creating a snapshot file - part III

スナップショットの作成中、その進捗が表示されます。完了すると、以下のようなメッセージが表示されます。閉じる をクリックします。

Creating a snapshot file - part IV
Note icon

メモ

スナップショットには通常、対応するリポジトリ アイテムと、(Spy の UI 要素ツリー ブラウザーの) その完全な祖先のサブツリーが含まれます。この動作は、詳細設定で変更できます。スナップショットには通常、トラッキングまたは選択した UI 要素とその完全な先祖のサブツリー、つまり、各アプリケーションのすべての要素が含まれます。このデフォルトの動作は、設定 > 詳細 > スナップショットに完全な祖先ツリーを含める で変更できます。

参照

詳細設定については、Ranorex Studio のシステム詳細 > 設定 > ⇢ 詳細設定 を参照してください。

非表示の UI 要素のスナップショットの作成

ドロップダウン メニュー、ポップアップ ウィンドウ、コンボ ボックスなどの UI 要素は、マウスのクリックなどの操作時のみ表示され、フォーカスが外れた時に非表示になります。これらの要素は、”非表示 (hidden)” な要素であり、Ranorex Spy では要素ツリーのトップ レベル要素として個別に表示されるため、通常、Ranorex スナップショットには自動的には含まれません。これらの要素をスナップショットに含めるには、インスタント トラッキング機能を使用する必要があります。

参照

非表示の UI 要素のトラッキングについては、Ranorex Studio アドバンスト > UI 要素のトラッキング > ⇢ インスタント トラッキング を参照してください。

他の方法については、Ranorex Studio アドバンスト > UI 要素のトラッキング > ⇢ トラッキング ボタン を参照してください。

非表示の UI 要素のスナップショットは、以下の手順で作成します。

テスト対象アプリを起動し、非表示の UI 要素が含まれる場所に移動します。(例: Demo Application の Test database タブ)
Ranorex Spy を起動します。

Creating hidden UI-elements snapshot - part I

非表示の UI 要素を可視の状態にします。例えば、Demo Application の Department ドロップダウンを開き、Project Management リスト アイテムにマウス オーバーなどでフォーカスします。
対象の UI 要素にフォーカスした状態で、Ctrl+WIN を押下します。
トラッキングした UI 要素が Spy の要素ツリーに表示されます。

Creating hidden UI-elements snapshot - part II

ここで他の操作をおこなう前に、Scroll キーを押下して、トラッキングした非表示の UI 要素のスナップショットを作成し、ワーキング メモリーにキャッシュします。

Creating hidden UI-elements snapshot - part III

スナップショット ファイルの作成が正常に完了し、ワーキング メモリーにキャッシュされたことを示す画面です。この例では、Ranorex Spy で開かれていた 10 個のリポジトリ アイテムがスナップショットに格納されています。
スナップショット ファイルの作成が不完全である可能性を示す画面です。これは通常、Scroll を使用せずに、非表示の UI 要素のスナップショットを作成しようとした場合に表示されます。

スナップショット ファイルが Ranorex Spy で自動的に開かれます。ステータス インジケーターが、LIVE から SNAPSHOT に切り替わります。

Creating hidden UI-elements snapshot - part IV

スナップショット ファイルの保存

最後に、Scroll で作成されたスナップショットを、ワーキング メモリーから物理ストレージに保存する必要があります。

要素ツリーのツールバーで、スナップショットとして保存… をクリックします。
スナップショット ファイルに任意の名前を付けて、保存場所を指定します。

Saving a hidden UI-element snapshot

スナップショット ファイルが正常に保存されたことを示すメッセージが表示されます。

Saved hidden UI-elements snapshot file

スナップショット ファイルの読み込み

Ranorex Spy でスナップショット ファイルを読み込むこともできます。

以下の手順でおこないます。

Ranorex Spy を起動し、ツールバーから、スナップショットのロード… をクリックします。
スナップショット ファイルを選択します。
開く をクリックします。

Note icon

メモ

デフォルトでは、保存場所として %USERPROFILE%RanorexSnapshots が指定されています。

Loading a snapshot - part I

Loading a snapshot – part I

スナップショット ファイルが Ranorex Spy で開かれます。ステータス インジケーターが、LIVE から SNAPSHOT に切り替わります。

Loading a snapshot - part II

スナップショットの作成日を示すステータス インジケーター