Browser & results 画面
イントロダクションで説明したように、Ranorex Spy には 2 つのワークスペース、Browser & results 画面とPath editor 画面があります。このセクションでは、Browser & results 画面について説明します。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
要素ツリー ブラウザー
要素ツリー ブラウザーは、デフォルトではワークスペースの左側にあり、実行中のアプリケーションとその UI 要素を階層的に表現します。デフォルトでは、Ranorex Studio のホワイトリストに登録されていて、エンドポイントで実行中の、すべてのアプリケーションが表示されます。しかし、特定のアプリケーションまたはノードのみを表示することもできます。
以降で、要素ツリー ブラウザーの機能について説明します。
ホワイトリストに登録されていて現在実行中のすべてのアプリケーションが表示された状態
RxMainFrame
(Ranorex Studio Demo Application) のみが表示された状態
要素ツリー ブラウザーの機能
要素ツリー ブラウザーの上部には、いくつかのボタンとステータス インジケーターがあります。ボタンのレイアウトは、スタンドアローン型 Spy と統合型 Spy では若干異なります。
エンドポイントの参照 / エンドポイント (スタンドアローン型のみ)
更新
スナップショットからロード… / スナップショットとして保存…
要素をハイライト
ステータス インジケーター
要素ツリー ブラウザーのステータスを表示します。3 つのステータスがあります。
LIVE モード
現在有効なエンドポイント上のアプリケーションをツリー表示しています。
LIVE edit モード
現在有効なエンドポイント上の要素を編集中です。
Snapshot モード
任意のエンドポイト上のアプリケーションの情報を保存した、Ranorex スナップショットから読み込んだ情報をツリー表示しています。
エンドポイントの参照とエンドポイント
- エンドポイントの参照 は、アクティブなエンドポイント (= オートメーション ルート) でホワイトリストに登録されている実行中のすべてのアプリケーションを表示します。
- 特定のアプリケーションのみをツリーで表示している場合には、エンドポイントの参照 をクリックすることで、再度すべてのアプリケーションを表示します。
- エンドポイントが定義されていない場合には、現在のホスト、つまり、Ranorex Spy を起動しているマシンが、オートメーション ルートになります。
- エンドポイント (スタンドアローン型 Spy のみ) は、エンドポイント パッドを開きます。ここから、オートメーション ルートとして使用したいエンドポイントを選択できます。統合型 Spy の場合には、Ranorex Studio のエンドポイント パッドでオートメーション ルートを設定する必要があります。
Ranorex Spy endpoints pad
ツールバーの エンドポイント をクリックします。
エンドポイント パッドが開かれます。
参照
エンドポイントについては、Web とモバイルのテスト > ⇢ エンドポイント を参照してください。
更新
- アプリケーションでの変更を反映させるために、要素ツリーを更新します。
スナップショットからロード… / スナップショットとして保存…
- スナップショットからロード で、既存のスナップショット ファイルを開きます。
- スナップショットとして保存 で、現在選択している UI 要素およびそのすべての子孫を、スナップショット ファイルとして保存します。
参照
スナップショットについては、Ranorex Studio アドバンスト > Ranorex Spy > ⇢ スナップショット ファイル を参照してください。
要素のハイライト
リポジトリ ツールバーにあるハイライト機能と同じ機能です。選択している要素の、実際のアプリケーションの UI 部分を赤い枠でハイライトします。この機能の動作には、対象のアプリケーションが起動されている必要があります。
要素をハイライト をクリックします。
アプリケーション上で、要素が赤い枠でハイライトされます。
メモ
エンドポイント上で、対応するアプリケーションが起動されていて可視である必要があります。
要素ツリー ブラウザーのコンテキスト メニュー
ツールバーにあるボタンに加えて、ツリー上の要素を右クリックすることで、さらにいくつかのオプションが利用できるコンテキスト メニューが表示されます。
UI-element tree browser context menu – part I
要素をハイライト
要素をハイライトします。前述した機能と同じものです。
要素データの更新
要素を更新します。前述した機能と同じものです。
要素をルートに設定
要素を要素ツリー ブラウザーのルートに設定します。
ツリーで、ルートに設定したい要素を選択します。
コンテキスト メニューから、要素をルートに設定 をクリックします。
要素がルートに設定されます。
UI-element tree browser context menu – part II
リポジトリに追加
- 要素のリポジトリ アイテムを作成し、リポジトリに追加します。
- 選択した要素のみを追加することも、すべての子要素を含めて追加することもできます。
- 統合型 Spy の場合、リポジトリ アイテムは、Ranorex Studio で現在アクティブなリポジトリに追加されます。
- スタンドアローン型 Spy の場合、リポジトリ アイテムは、デフォルトのリポジトリ、またはロードしたリポジトリに追加されます。
UI-element tree browser context menu – part III
スナップショットとして保存…
要素をスナップショットとして保存します。前述した機能と同じものです。
スクリーンショットのキャプチャ
- 現在アプリケーションで表示されている状態の要素のスクリーンショットをキャプチャします。
- 要素を含むアプリケーションが起動されていて、要素へのパスが有効である必要があります。必要に応じて、要素ツリーを更新してください。
- キャプチャ後、スクリーンショットがイメージ エディターで開かれます。
- 保存したスクリーンショットは、コード内でのイメージの比較にも使用できます。
UI 要素の詳細
詳細エリアには、選択した UI 要素のすべてのプロパティと属性値が表示されます。
UI-element details area
要素のプライマリー アダプター (Adapter) と名前
- 加えて、UI 要素のサイズと位置が表示されます。
- 値は、x/y 座標系のピクセル値で表示されます。
概要と詳細ビューを切り替えます。
プロパティと属性が表示されるエリアです。
参照
UI 要素、およびプロパティや属性などの詳細については、Ranorex Studio アドバンスト > ⇢ UI 要素 を参照してください。
パス ウェイトの編集…
動的な UI 要素のマッピングの設定をおこなうメニューを開きます。
参照
動的な UI 要素のマッピングについては、Ranorex Studio エキスパート > ⇢ 動的な UI 要素のマッピング を参照してください。
イメージ ナビゲーション エリア
イメージ ナビゲーション エリアには、選択した要素が属する UI が表示されます。アプリケーション内にいるかのように、UI をナビゲートできます。イメージ上で UI をクリックすると、対応するツリー要素が選択されます。
イメージ上で UI 要素をクリックします。
対応するツリー要素が選択されます。
- イメージ ナビゲーターの上部に、現在選択している UI 要素のプライマリー アダプターと名前が表示されます。
- イメージ上の UI 要素にマウス オーバーすると、それに応じてアダプターの種類と名前が切り替わります。
- イメージの外側をダブルクリックすると、親要素のイメージに切り替わります。