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パフォーマンス測定

パフォーマンス測定は、テストの実行時間を最適化するための便利な機能です。テスト実行中に発生する、リポジトリ アイテムの検索やマウス操作といったイベントにかかる時間の詳細な情報を収集します。これらの情報はログとして収集され、Excel などで閲覧、集計できます。

この章では、パフォーマンス測定を有効にする方法、各トレーサーが収集する情報、ログ ファイルのフォーマット、そしてこの機能を有効活用するための TIPS について説明します。

パフォーマンス測定の有効化

パフォーマンス測定は、デフォルトでは無効化されています。有効化すると、すべてのテスト実行に対して有効になります。

有効化は以下の手順でおこないます。

ソリューションを開き、設定 > プラグイン > Performance tracing に移動します。
Active tracer から、トレーサー (以降で説明します) を選択します。
(オプション) トレース ログのデフォルトの出力フォルダーを変更します。デフォルトは、%MyDocuments%RanorexTraceLogs です。

トレーサー

6 種類のトレーサーが利用できます。収集したい情報に応じて選択します。

None
パフォーマンス測定をおこないません。情報は収集されません。

Repository
リポジトリ アイテムの検索に関する情報 (検索時間、RanoreXPath など) を収集します。

MouseInput
マウス アクションに関する情報 (リンクされているリポジトリ アイテム、実行時間、など) を収集します。Move, Click アクションが対象になります。

KeyboardInput
キーボード アクションに関する情報 (リンクされているリポジトリ アイテム、実行時間、など) を収集します。Key sequence, Key shortcut press アクションが対象になります。

AllInput
MouseInput および KeyboardInput トレーサーの情報を収集します。

Misc
Delay, Screenshot, Run/Close application アクションといった、その他のアクションやプロセスに関する情報を収集します。

All
すべてのトレーサーの情報を、より簡潔な形式で収集します。