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データ駆動型テスト

データ駆動型テストでは、テスト コンテナー(テスト ケース/スマート フォルダー)が、Excel スプレッドシートやデータベース ファイルなどのデータ ソースから入力値を取得します。テスト コンテナーは、データ ソース内のデータの各行に対して自動的に繰り返されます。

データ駆動型テストの重要な要素は、変数、データ ソース、およびデータ バインディングです。次の章で、これらを組み合わせてデータ駆動型テストを構築する方法を学習します。サンプル ソリューションを使用して、その手順を説明します。

パラメーターは、データ駆動型テストのもう一つの重要な要素です。パラメーターは、モジュールの再利用性を高め、あるレコーディング モジュールから別のレコーディング モジュールへの変数値の受け渡しを可能にします。

データ駆動型テストでは、テスト実行をさらに制御するために、条件分岐を使用することもできます。これについては、データ駆動型テストの最後の章で説明します。

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スクリーンキャスト

以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。

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サンプル ソリューションのダウンロード

条件分岐の章を除き、このセクションの各章では、Ranorex Studioでデータ駆動型テストを構築するために必要となるそれぞれの手順について説明します。これらの説明では、以下のサンプル ソリューションを使用します。このサンプル ソリューションには、あらかじめ準備されたテスト スイートと必要なモジュールが含まれています。

⇢ データ駆動型テストの実行 の章に、すべての章で実施する手順が完了した、完成後のサンプル ソリューションがあります。

サンプル ソリューション

Theme: Introduction to data-driven testing
Time: 30 minutes

Download sample file

インストール:

任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、ソリューション ファイル RxSampleDataDrivenTesting.rxsln を開きます。

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ヒント

このサンプル ソリューションは、Ranorex Studio 8.0 以降で利用できます。8.2 以降を利用している場合には、ソリューションのアップグレードをおこなってください。

データ駆動型テストのプロセス

まず始めに、データ駆動型テストの概念について簡単に説明します。

テスト ケースには、テストを構成するレコーディング モジュールが含まれています。レコーディング モジュールには、テスト実行中に実行されるアクションと、これらのアクションが実行されるリポジトリ アイテムが含まれています。

これらのアクションとリポジトリ アイテムは変数化することができ、テスト データを提供する外部データソースバインドすることができます。テスト実行中に、これらの変数にデータ ソースからの値が渡されます。テストはデータによって実行されます。いわゆる、”データ駆動型” テストです。

他のアクションと同様に、バリデーションを変数化することもできます。これにより、データ駆動型テスト中に入力されたテスト データが、テスト対象アプリに正しい結果を生成するかどうか、つまり、実際の結果が予想される結果に対応するかどうかを検証できます。バリデーションの使用は任意ですが、非常に便利です。次の章で構築するサンプル ソリューションには、テスト駆動型のバリデーションが含まれています

前提となる知識

この章のサンプルを活用するために、以下の内容についての基本的な理解をおすすめします。

参照

この章の内容を実行するには、Ranorex 基礎の章、特に以下の章についての知識が必要となります。