データ駆動型テストの実行
データ駆動型テストの設定が完了したので、実行できます。データ駆動型テストは、他のテストと同じように動作します。
スクリーンキャスト
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
サンプル ソリューションのダウンロード
前の章のすべての手順が実行され、テスト実行の準備が整った、完成したサンプル ソリューションです。
サンプル ソリューション
Theme: Run a data-driven test
Time: 5 minutes
インストール:
任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、ソリューション ファイル RxDatabase.rxsln
を開きます。
ヒント
このサンプル ソリューションは、Ranorex Studio 8.0 以降で利用できます。8.2 以降を利用している場合には、ソリューションのアップグレードをおこなってください。
テストの実行
すべての変数が正しくバインドされていることを確認します。
RUN をクリックします。
結果
テストが終了すると、レポートが表示されます。データ駆動型テス トケースの行が、結果に表示されます。
データ駆動型テストの結果の詳細
テスト ケースを詳しく見てみると、データ行ごとに 1 回繰り返されたことが分かります。テスト ケースは、合計で 8 回実行されています。
各イテレーションの詳細には、イテレーションの現在の変数値も表示されています。
参照
レポートについては、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ レポート を参照してください。
ランタイム マシンでの Microsoft Excel を使用しないテストの実行
Excel connector を使用するデータ駆動型テストを、⇢ ランタイム/リモート実行、あるいは、Test Suite Runner を使用して実行したい場合、対象のマシンに Excel ライセンスがインストールされている必要はありません。Microsoft Access Database Engine 再頒布可能パッケージ 2013 以降をインストールするだけで動作します。
Excel データソースを確認することもできますが、Excel データソースを作成する際に、データ範囲を自動選択するか、あるいは手動で範囲を指定する必要があります。なお、Excel データソースを編集する場合には Excel が必要です。
また、ソリューション設定ファイルで、Excel の使用についての振る舞いを設定できます。
プロジェクト ビューで、ソリューション設定ファイルを開きます。
<Testing.Data.ExcelDataLoadingPreference> の項に移動します。
以下 4 つのいずれかの値を設定できます。(説明のため、ここでは 4 つすべての値を設定しています)
PreferExcel: デフォルトです。使用可能な場合には Excel を使用し、それ以外の場合には無償のデータベース エンジンの AceOleDb を使用します。いずれも使用できない場合、テストは失敗します。
PreferAceOleDb: 使用可能な場合、AceOleDb を使用し、それ以外の場合にはExcel を使用します。いずれも使用できない場合、テストは失敗します。
RequireExcel: Excel のみを使用します。使用できない場合、テストは失敗します。
RequireAceOleDb: AceOleDb のみを使用します。使用できない場合、テストは失敗します。