TestRail との連携
TestRail 連携機能により、Ranorex Studio と TestRail を接続できます。これにより、テストのインポートとエクスポート、同期、Ranorex のテスト結果の TestRail へのレポートなどがおこなえます。
メモ
以下の設定をおこなうには、TestRail の管理者権限が必要です。
API の有効化
Ranorex Studio と TestRail が相互にやりとりできるように、TestRail の API を有効にする必要があります。
Administration > Site Settings > API に移動し、Enable API を有効にします。
権限
TestRail 連携の利用方法によっては、特定の 権限 (permissions) が必要になります。Administration > Users & Roles に移動し、適切な権限のロール (Role) を作成するか、既存のロールの権限を変更します。次にこのロールを、適切なユーザーに割り当てます。
Ranorex Studio へのインポート: 権限は必要ありません。
既存のプロジェクトへのエクスポート: Cases & Sections および Suites に、Add/Edit 権限が必要です。
新規プロジェクトへのエクスポート: TestRail の管理者 (Admin) である必要があります。
既存の TestRail run へ結果のレポート: Test Results に、Add/Edit 権限が必要です。
新規 TestRail run への結果のレポート: Runs & Plans にAdd/Edit 権限が必要です。
Automation Type フィールド
TestRail 5.5 以降:
Automation Type ドロップダウン フィールドは、デフォルトで用意されています。Ranorex を指定してください。
TestRail 5.4 以前:
インポート/エクスポートを正常に動作させるために、カスタム フィールドの追加 が必要です。
Administration > Customizations > Case Fields に移動し、以下の値を持つフィールドを追加します。
Label: Automation Type
System Name: automation_type
Type: Dropdown
Add Projects & Options をクリックし、Option 1 として Ranorex を指定します。Selected Project タブをクリックし、このフィールドを任意のプロジェクトに適用します。
必須カスタム フィールド
TestRail に必須カスタム フィールドがある場合、これらすべてにデフォルト値を設定する必要があります。設定していない場合、必須カスタム フィールドに設定すべき値を Ranorex Studio が分からないため、エクスポート/同期でエラーが発生します。
このエラーが発生した場合の対応方法については、⇢ インポート/エクスポートと同期 を参照してください。
TestRail ウィザードの起動とサインイン
Ranorex Studio で、対象のソリューションを開きます。次に、ツール > TestRail 連携 > TestRail ウィザードの開始 をクリックします。ウィザードを進める前に、⇢ TestRail が正しく設定されていること を確認してください。続行をクリックします。
TestRail への接続画面が表示されます。サーバーのアドレスと、認証情報を入力します。
メモ
サーバー アドレスは、オンプレミス版/クラウド版いずれの場合でも必要です。ブラウザーのアドレスバーで確認してください。
認証情報を保存することができます。
サインインをクリックして TestRail に接続します。すでにサインインしている状態で、再度 TestRail ウィザードを起動した場合には、続行をクリックするだけです。
インポート/エクスポート画面が表示されます。これらの機能については、⇢ インポート/エクスポートと同期 を参照してください。