Qt
Ranorex Studio は、Qt アプリのテスト自動化をサポートしています。
サポートする Qt のバージョン:
- Qt Widgets: Qt version 4.5.3 以降
- Qt Quick: Qt version 5.0.2 以降
- Qt WebKit: Qt version 4.6.4 以降
動的リンクされた Qt アプリのみをサポートします。
手動インストルメントは不要です。Ranorex Studio は自動でインストルメントをおこないます。
メモ
モバイル Qt アプリはサポート対象外です。
MSAA Accessibility によるオブジェクト認識
デフォルトの Qt オブジェクト認識方式を使用したくない場合、MSAA (Microsoft Active Accessibility) および Qt Accessibility を使用する、以前の認識方式に戻すこともできます。
以下の手順で設定します。
Ranorex Studio で、設定 > Plugins > Qt に移動します。
Use Qt legacy automation mode を True に設定します。.
Qt アプリケーションでの Accessibilitye plugin のロード
Qt アプリが、MSAA をサポートしていることを確認してください。サポートしていない場合、Ranorex Studio は UI 要素を識別できません。テスト対象の Qt アプリで、Qt Accessibility pluginをロードおよび格納する必要があります。Qt Accessibility plugin は、Qt SDK に含まれています。
Qt SDK のインストール フォルダーに移動し、accessible というフォルダーを探します。Qt SDK にアクセスできない場合には、アプリケーションの開発者に連絡し、accessible フォルダーを送信してもらってください。
accessible フォルダーと配下のファイルを、テスト対象アプリの plugins フォルダー (例: Program FilesYourApplicationplugin) にコピーします。
テスト対象アプリのルート ディレクトリ (例: Program FilesYourApplication) に、qt.conf という名前の新しいファイルを作成し、以下のコードを記述します。ファイルが既に存在する場合には、以下の内容を追記します。
[Paths] Plugins = plugins
これにより、以下の図のように、Ranorex Studio が UI 要素を識別できるようになります。
Without accessibility plugin
With accessibility plugin